集中治療医のStudy Melbourne

麻酔科系集中治療医が家族4人でオーストラリア・メルボルンへ博士課程留学!初めての海外研究生活、メルボルンライフの模様をお送りします!

イギリスの旅①:マンチェスター編

ついに、長い間楽しみにしていたマンチェスター→ロンドンへの旅に行ってきた。

  • 学会での招待講演@マンチェスター
  • ラボ訪問(1時間の講演)@ロンドン(UCL)

観光も合わせて、7泊9日の旅。

 

まだ残り1年以上あるけど、間違いなくPhD生活のハイライトの1つ。旅の記録を何回かに分けて書いていく。1回目はマンチェスター滞在の記録。

旅のきっかけ

旅のきっかけは昨年オーストラリアの国内学会でBest Student Oral Presentation Awardを受賞したこと。


受賞の特典が今回のイギリスの学会での招待講演だった。2つの学会が姉妹関係で、毎年それぞれの受賞者がもう一方の学会で招待講演をしている。

 

さらに旅の途中でどこかのラボを訪問することが推奨されていた。私は指導教官の1人の紹介でUniversity College Londonにあるラボ(正確には病院のICU部門)を訪問。そこで集中治療医に向けて講演をしてきた。


イギリスは今回が初めて。そもそもヨーロッパに最後に行ったのが約15年前。旅行自体はとても楽しみだったけど、学会とラボ訪問はずっと心配の種だった。研究者としても半人前、英語も怪しい自分が完全アウェーに1人で乗り込んで大丈夫なのか。でもなんとか無事やり遂げて帰ってきた。

オーストラリア→ヨーロッパは遠い

出発は土曜日。夜9時の便で中継地点のドーハに向けて出発。

カタール航空を初めて利用

初めて使ったカタール航空機内食も美味しいし席も狭すぎず、結構快適だった。でもさすがに14時間のフライトは身体に堪える。

 


ドーハに着いて、3時間の待ち。空港の広さと綺麗さに驚いた。キラキラゴージャス、さすがオイルマネーという感じ。(ただの偏見?)

少し散歩して、コーヒーを飲んで、メールを返したりしてのんびり過ごした。

キラキラのハマド空港 名物のうなだれた?クマの巨大ぬいぐるみ

そしてドーハからマンチェスターへ7時間の空の旅。流石に身体が痛い。

機内食のカレーが美味しかった

空港からは電車で移動して市内へ。最寄りの駅からさらに10分ほど歩いて無事ホテルに辿り着いた。メルボルンの自宅を出てから30時間以上が経っていた。

 

滞在したホテルは学会が手配してくれたMidland Hotelというところ。外観からして歴史を感じさせる素敵なホテル。部屋も広くはないがしっかりと手入れがされていて居心地がよかった。

ホテルの外観 歴史を感じる素敵な建物

1日目

15時すぎに到着して、一眠り。少しプレゼンの練習をして、夜からはホテルで学会のお偉いさん(committeeの人たち)とのディナーだった。お偉いさんと言っても若い人もいて、思っいたよりずっとフランクな会だった。 フォーマルディナーだったので音楽ガンガンじゃない、静かなレストランで助かった。

 

両隣は学会長とイタリア出身の比較的若いドクター。研究の話、医療システムの話、色々聞けて面白かった。印象的だったのはそのイタリア人がイギリスを「移民の国」の表現していたこと。そしてその多様性に誇りを持っていたこと。その人自身が移民だからというのもあるだろうけど、今回の旅で出会った研究者・ドクターは同じような意見の人が多かった。確かにイギリスの大学には世界中から人が集まってくるのだろうけど、一方で移民政策がオーストラリア以上に議論の対象になってるのも知っている。そんな彼らにしてみると「少子高齢化で多少なりとも移民を受け入れる以外道はないのにそれに抗っている」ように見えるみたい。まあその通り、かな?本格的な議論に入る以前に生理的な拒否感、変化への抵抗がメインな気がするけど。

 

話がそれたが、とにかく長時間移動で疲労困憊の中、結構頑張って話した。

手入れの行き届いた部屋

2日目:学会発表

疲れているのにソワソワしてあまり眠れず、朝早く目覚めてしまった。ホテルの朝食を食べて学会場へ。

 

メインの会場は100〜200人収容の中規模サイズ。前日に食事を共にした何人かに挨拶して中にはいる。この会場での最初のセッションのラストが私の発表だった。

開始前のメイン会場

いつも通り緊張はしたけど、せっかくの機会出し楽しもうと言い聞かせる。Prize winnerとか何とか過大な紹介を受けていざ壇上へ。12分、今回はかなり良い出来だったと思う。

 

終わったあと、色んな人に声をかけてもらえて嬉しかった。アデレード出身でリバプール大学の医学生、カナダの学会の長、Bristolを拠点に研究をしている人などなど。やはり大型動物モデルが結構珍しくてそこが惹きになっているようだ。

 

1日目の夜は学会のディナー。

ミュージアムの中が臨時レストランになっていた

交流会なので立食形式でガヤガヤしているのかと思いきや円卓に分かれて座り、席移動はなかった。私にはその方が話しやすくてありがたいけど、各研究グループで固まっていてあんまり交流になってないような。私はCambridgeのグループの机に入れてもらって、英国で長く研究しているアデレード出身の人、ポーランド人のポスドクハンガリーからのvisiting researcherなどと話した。東欧の人とは話したのは初めてだった。皆優しくて結構盛り上がったと思う。色々質問されて改めて思ったのは、自分は日本のことあんまり知らない、知っていても英語で説明できないということ。その辺は今後の課題。

3日目:最終日

午前中は引き続き学会に参加。自分の発表が終わったのでノープレッシャー。基礎研究の話はあまりなくて、臨床研究がメイン。この団体はイギリス国内のガイドラインも出したりしていて、それ関連の話を聞けたのも面白かった。

 

14時前に御礼を言って、学会を離脱。最後数時間で急いで観光をした。例によって歩き回って次々回るスタイル。多動気味の私にはこれがピッタリ。

 

手頃な価格のカレー屋で昼食

thisandthatcafe.co.uk

National Football Museum。

プレミアリーグのトロフィを拝む

nationalfootballmuseum.com

そういえば今回の空の旅のお供はNetflixのこの番組。2022年のカタールW杯の裏側を追ったドキュメンタリーで、サッカー好きは必見。機内で涙ぐみながら見ていた。

www.netflix.com

そしてManchester Cathedral。マンチェスターで一番印象に残っているのがこれ。

荘厳な雰囲気に気が引き締まる

John Rylands Libraryは残念ながら閉館日だった。

ハリーポッターみたいな看板

歩いているだけでワクワクする街並み

そして再び電車で空港へ移動しマンチェスターの滞在は終わり。

せっかくサッカーの街に来たのでサッカー観戦もしたかったが今回は叶わず。

とはいえ、短い滞在だったが発表もまあまあ上手く行ったし、歴史ある街の雰囲気も感じられたので満足。

 

ロンドン編へ続く。