クリスマス休暇、昨年のBrightに続いて今年はSydneyへ行ってきた。
お金の節約のため、そして何か新しいことをしたくてロードトリップを選択。さらに日本人家族とのHome exchange(家の交換)も実現。普通とは一味違う旅行になった。
Home exchangeは別に記事にするとして、今回は旅行の様子を数回に分けて書いていく。
メルボルン→シドニー(往路)
シドニーは学生時代に2ヶ月留学、さらに新婚旅行でも数日滞在した思い出の地(どんだけオーストラリア好きなの)。子供たちを連れてもう一度行きたい!ということで今回の旅行先に選んだ。
費用面が気になり少し二の足を踏んでいたが、車移動を選択することでそれも解決。
メルボルンーシドニー間は最短ルート(inland road trip)で870km、約9時間の道のり。シンプルに遠い。ちなみにCoastal road tripを選ぶと+4時間で美しい海辺の景色を楽しめるらしいが、長距離移動に慣れていないこともあり今回は選択肢に入らず。
初日は3時半起床の5時出発。
約30分後に高速に乗り、そこからひたすら走る。日本やメルボルン中心部と違い渋滞はないし道のりもシンプルなので、基本的には法定速度100-110km/hでひたすら走るだけ。どれぐらいシンプルかというとGoogle Mapのナビで「500km先左」と表示されるぐらいシンプル。
天気がよければ、広大なオーストラリアの大自然の中を進んでいくのは最高に気持ちがよい。
ただし、動物(特にカンガルー)との衝突には注意が必要。特に夜明けと夕暮れ時が彼らが動き回る時間帯らしい。カンガルーの筋肉質な巨体に110kmで衝突すれば車体もノーダメージでは済まない。実際、行きの道で轢かれて衰弱してもなお道路中央で動き回るカンガルーに遭遇。幸い早めに気がついたので回避できたが冷や汗をかいた瞬間であった。
途中トイレ休憩のため何度かService Centreに立ち寄ったもののとにかく走り続ける。メルボルンのあるVictoria州からシドニーのあるNew South Wales州に入り、さらにしばらく走り、昼休憩のために立ち寄ったのがYassという街。
立ち寄って昼食を取ったのはTrader&Coという雰囲気の良いカフェ。
1時間ほど休憩して出発。シドニーに近づくにつれ車も増え、最後の30分はメルボルン近郊を走っている時と変わらない混雑具合。滞在先がシティのど真ん中ということで、入り組んだ道に何度か道を間違えながら、ついに目的地に到着!!到着したのは17時過ぎで出発から実に12時間が経過していた。
滞在先の家はシドニーのシティのど真ん中にあるタワーマンション。広々として窓からは海も望む最高のアパートであった。こちらからFacebookで家交換を呼びかけて実現したのだが、はっきり言って我が家(やや郊外の狭いアパート)とは家の格が違った。なんだか申し訳ないなと思いつつ、素敵な家を提供してくれたことに感謝しかない。
子供たちの様子
ちなみに長距離ドライブの間、子供たちは予想以上にお利口にしていた。出発時にベッド→車の移送に失敗して元気よく起床してしまい、朝5時から大騒ぎでの出発となったが、その後はかなり行儀良く振る舞っていた。事前に準備したパンや飲み物、好きな歌をかけるなどの作戦がかなり功を奏した。
中でも最強だったのはiPad+Netflix。というのも長距離ドライブに慣れたオージーたちが皆口を揃えて「タブレットは必須、逆にそれさえあれば何とかなる」とアドバイスをくれていたのだ。車の座席に固定するiPadホルダーもAmazonで事前に購入し設置していた。そして彼らの言う通り、凄まじい効力を発揮してくれた。
こうなると空港までの移動や搭乗の待ち時間がない分、もはや飛行機移動よりも楽なのではと思えてくるぐらい。
幼い子供を連れて長距離ドライブ予定の方、タブレットの準備、オススメです。
到着後の夕食
到着日は観光する元気もなく、すぐ近くのスーパーで軽く買い出しをし、その後一風堂で夕食。
メルボルンにも一風堂はあるが、贅沢な感じがして行ったことがなかった。日本では気軽に食べられるラーメンもこちらではこういう特別な時に食べるイメージ。
日本と全く変わらない博多豚骨ラーメンが疲れた体に沁みわたった。
これで1日目は終了。
とにかく不安のあった長距離ドライブを無事完遂できたのが何よりであった。
続く。