Progress Review Meeting終了
先週に博士課程2年のミーティング (Progress review meeting)があり、無事審査を通過した。
6ヶ月→1年→2年→3年と定期的にあるミーティング。
Practice talkで心に傷を負った6ヶ月目のミーティング、そして正式にPhD candidateとして認めてもらうための1年のミーティング、その2つに比べると今回はあっさりと終了した。
というのも今回のミーティング(審査)は単なる進捗状況の確認という意味合いが強い。この時点で問題があるというのは、指導教官とのコミュニケーションが絶望的に取れていないなどといった特殊な状況以外あり得ないのだ。
私の場合は最近投稿した論文(後述)の内容のまとめを発表した後、残りの実験のチャプタの概要と計画を述べ、最後にこれまでの実績(学会発表、論文)などを報告。全部で20分弱。
その後いくつか質問を受けて無難に答えた後、全体のフィードバックを受ける。
最近座って書き物をしていることが多くて、英語が喋れなくなってる気がするし、プレゼンの練習もあまり時間が取れなかったので、プレゼン自体の出来はイマイチだった。でも進捗自体に100%問題ないと分かっていたので気にしない。(それぐらいの図太さはこの2年で身についた。)
そして、私は一旦退室して指導教官たちとAdvisory Committeeのみで10-15分ほど話す。次に私が呼びだされて指導教官たちが退室。Advisory Committeeに困っていることがないか、指導教官に言いにくいトラブルはないかを確認された。特にありませんと答えた。
この辺はこれまでのmeetingでお馴染みの流れ。
結局、全部で1時間ほどで無難に終了。
ちなみに先日書いた、全然進んでいないプロジェクト2は無事thesisから除外することが決まった。
そして今日、
Your Progress Review Form has been completed on your student record.
Congratulations on your satisfactory progress review.
というメールが届いて、正式に審査を通過した。めでたしめでたし。
論文投稿からの...
前回の記事で投稿間近になっていた論文。
こちらはProgress Reviewの数日前に遂に投稿にたどり着いた。本当に本当に長かった...!
ミーティング前に投稿できたおかげで「〇〇に出しました!」と意気揚々と発表できた。
そして次の日、目を覚まして携帯をチェックしたらメールが来ていた。
After careful evaluation by the editors, we have reached the conclusion that the manuscript's priority for publication in XXX(雑誌名) will not be sufficient for acceptance, and thus it will not be sent for external peer review. We are notifying you as rapidly as possible to avoid delays in your submitting this work to another journal.
はい、Editor's kick。
ボスからはすかさず
At least they were quick
YYY(次の投稿先) next?
のメール。
一瞬ガッカリしたが、無駄に待たされてリジェクトされるよりはマシだし、ミーティングの翌朝というタイミングの良さもあって、まぁいっかという気になれた。
そこから次の投稿先の規定に合うように原稿を改変。Graphical Abstractが面倒だった(美的センスのなさすぎるので)、それもほぼ終わった。ボスの最終確認を経てあと数日で投稿できるだろう。
投稿先はImpact Factor20ぐらいで、研究途中の段階からここに載せよう!といい続けてきた雑誌。記念受験的な最初の投稿先とは気合、期待が違う。上手くいくことを願いつつ、悪い結果に対する心の準備もしながら待つことにする。
ひたすらライティング
引き続きラボの事情でほぼ実験がストップしている影響で、ライティングが捗る捗る。
まずは昨年原著論文を出した小さなプロジェクト関連で1本短いReivewを投稿。こちらはレジェンドボスから降ってきた案件。本気で書いたらすごく時間がかかりそうだが、投稿先はPubmedにも収載されておらずIFもない新しい雑誌だしどうしたものか、、、と少し悩んでいた。ひとまずメインの表2つと本文半分ぐらい、そして残りのサブタイトルのリストを書いて「残りはこういう流れで書こうと考えているんだけどいいですか?」とメールを送ったら、次のメールで「ほぼ書き終わった。確認して必要なところを直して送り返して。さっさとこの仕事終わりにしようぜ!」とのこと。語数や参考文献が投稿規定より大幅に少ないという一番の懸念点は、どうやら問題ではないらしい。丁寧に残りを仕上げて投稿にたどり着いた。レジェンドボスと共同執筆なんて。小さな雑誌とはいえ、ありがとうございますとしか言いようがない。
そしてその案件からもう1つの論文をもう1つ執筆中。おそらく1ヶ月ぐらいで投稿に辿り着くはず。
あとは国際学会へのアブストを2つ書いてまもなく投稿する。8月のシンガポールの学会と12月のアメリカの学会。こちらはOralで採用されることを願うのみ。
机に向かって作業できる時間が長いおかげで結構色んな成果を生み出せている。まだまだ時間はかかるが、少しずつ書くスピードが上がっている気はする。(代わりに眼精疲労と肩こりがヒドい。)
おそらくあと1ヶ月ほどで実験が再開になる予定なので、溜まった書き物をなるべく多く消化しておきたい。