今回は、留学に向けて始動してから実際に海外へ渡るまでの大まかなタイムスケジュールを書いてみようと思います。
一般的には、医師の海外留学の場合、準備開始から留学開始まで2〜5年と言われているようです。
私の場合は(予定通り出発できれば)3年弱。平均的といったところでしょうか。
始動〜留学先の決定:2019年5月〜
2019年5月:始動
上司や留学経験者に連絡をして助言を仰ぐ 留学先の候補をいくつか用意する
2019年8月:留学先の第一希望を決める
研究室のボスにメールして自己紹介をする
大学院の出願条件を確認してかなり不安になるがとりあえず先に進む
2020年2月:現地訪問
現地に赴いて自己紹介と雰囲気の確認
改めてここを目指そうと心に決める
英語の勉強:2019年11月〜
出願準備の中で最も時間がかかりそうだったのはやはり英語。IELTSで目標スコアに達することを目指します。
2019年11月:初めてのIELTSの予定が台風で中止
2019年12月:初めてIELTSを受験する(お試し)
2020年4月:目標スコア到達(6回目)
大学院出願準備→出願:2020年5月〜
無事に目標のスコアに達したので出願を目指して準備。期限は9月。
2020年5月:準備開始
2020年6月:推薦文の依頼
2020年8月:CV(履歴書)作成
2020年8月末:出願 大仕事を終えた気分
日本の奨学金への応募:2020年8月〜
留学資金確保のため、国内の財団からの奨学金を調べ、募集要項に引っかかるものは3つ。もちろん全てにアプライしました。
奨学金①:2020年8月 書類提出 → 10月 書類選考で落ちる
奨学金②:2020年9月 書類提出 → 10月 一次選考通過の通知 → 11月 二次選考(パワポ提出) → 合格通知!
奨学金③:2020年4月 当年度の募集なしが決定 → 2021年4月 再度書類提出 → 6月 面接 → 合格通知!
結局②を受給、③は辞退することになりました。
大学院合否待ち 一旦留学を諦める:2020年8月〜
2020年8月に出願。通常は3ヶ月以内に結果が来るらしい。ということでかなりソワソワして待っていたが、待てども待てども音沙汰なし。
2020年12月:出願を受け付けましたとのメールが届く(まだ受け付けてなかったんかい!)
2020年12月:大学の奨学金審査に落ちる①
2021年3月:「これから審査するけどその前に追加書類出して」とのメールが届く(今さら!)
2021年5月:ボスと緊急ミーティング
このままだと合格できないから何かアピールできる書類を出してと言われて追加書類を提出
2021年6月:さらに追加の書類を提出
この頃から今回は留学実現が難しそうだと悟り、他の道を探し始める
2021年9月:大学奨学金審査に落ちる②
ここで費用面での見通しが立たない&国境再開の見込みもなく一旦留学を諦める
一応結果は待つものの2022年4月から日本の大学院に行くことにした
合格通知 留学決定〜準備
しかしここで状況が一変!留学への道が一気に開ける
2021年11月:オファー(合格通知)、奨学金(学費免除)のオファーを受け取る
直前にボスから「まだ来る意志はあるか?」の確認メールがくる → もちろんですと答える
合格や奨学金獲得のためにかなり尽力してくれたのだろう(本当にありがたい)
2021年12月:入学許可証(CoE)を取得
ビザ申請の準備に入る オーストラリアのコロナによる国境閉鎖も解除
2022年1月:ビザ申請→数日で許可が下りる
2ヶ月〜半年ぐらいかかると言われていたが数日で許可が下りた!
出国に向けて準備開始
2022年4月:オーストラリアに出発!(予定)
振り返ってみて...
一番長く辛かったのは、出願から合格通知を受け取るまでの1年3ヶ月。そもそも全然音沙汰がないし、散々待った挙句にかなり厳しい結果が届くという。メンタル的にもかなりしんどかったし、一旦諦めて別の進路を本気で考えていました。
ただ、ここまで合否通知が遅いのはコロナ禍という特殊な状況が一番の原因ですので、今後の参考にはならないかもしれません。
一方で良かったのは、英語にあまり時間がかからなかったこと。そして日本の財団からの奨学金に合格できたことでしょうか。
最後に
いかがだったでしょうか?
人によってつまづく箇所は違いますが、全てがスムーズに行くということはあまりないように思います。トータルで見るとやはり「2〜5年かかる」というのはかなり妥当な数値なんだな、と実感しました。留学を目指す人はそれぐらいのスパンで計画を立てる必要があるということです。