集中治療医のStudy Melbourne

麻酔科系集中治療医が家族4人でオーストラリア・メルボルンへ博士課程留学!初めての海外研究生活、メルボルンライフの模様をお送りします!

渡豪3か月、子供の様子

今回は子供の様子を書こうと思う。

 

娘はこの3月で4歳に、息子がつい先月に2歳になった。

4歳娘の場合

以前に一度書いたが、人見知りを全くしないかなり外交的な性格の娘。

(逆に心配な点は全然落ち着きがないところ。なお、私の多動傾向が遺伝した模様。)

 

引き続き、街ゆく人や犬の散歩をしている人に積極的に絡んでいるが先月から現地のkindergartenに通い始めた。

 

日本では幼稚園の年中の学年だが、こちらではいわゆる「4歳キンダー」の学年にあたる。

(日本と学年の区切りが違うのでそこは確認が必要、娘は3月生まれ)

 

4歳キンダーは週15時間のプログラムで週2日(7.5時間×2)、週3日(5時間×3)のいずれからしいが、娘が通う所は前者。

 

月曜日と火曜日の2日連続で8:30-16:00、幼稚園児にしてはかなりハードで火曜日に帰ってくるとかなりお疲れな様子である。

 

住むところが決まった時点でカウンシル(Yarra City Council)に登録し、同時に園にも相談のメールをして、すぐに返事が来て空きがあったので見学に行ってそのまま入園を決め、翌週から通い始めた、という流れ。

 

家から一番近い幼稚園に空きがあってラッキーだった。

園児が合計20名弱の小さなkindergartenだが、少人数の方が英語の話せない娘に細かく気を配ってくれそうだから良いだろうという話になった。

 

ちなみにカウンシルには最初に登録をした時には、「早生まれだし、英語の話せない状態なら3歳キンダーでも良いと思いますがどうしますか?」と聞かれた。

オーストラリアでは子供の成長発達に合わせて学年を1年遅らせることはよくあるらしい。(こちらの教育は自己肯定感を重視していて、子供が「周りより自分が劣っている」と感じてしまう環境を避けた方がよいと考えられている、と理解している。)

 

しかし、せっかく海外に来たのだから、現地の環境にできる限りさらしたいし(親も楽できる)、娘の性格を考えてもまあ大丈夫だろうと思ったので4歳キンダーのままにした。

キンダーに通う

登園初日こそかなり緊張していた(行きの道で一言も喋らなかった)らしいが、特に泣いたりせず、その後も問題なく通えている。

 

友達も何人か出来たようだし(しかし発音が難しくてどういうスペルなのか分からない)、絵や工作を持って帰ってきて嬉しそうにしている。

 

たまに「日本の幼稚園がよかった」「幼稚園行きたくない」などと言っていて、子供心ながら多少の葛藤はあるらしい。

 

ちなみに通っているキンダーはアプリを通して娘の様子(短い動画や写真)を先生のコメント付きで教えてくれる。数が多いわけではない(週2日通園するうちのどちらか一方、動画か写真が1枚とかそんな感じ)が、園での様子を知るのにかなりありがたいシステムだ。

 

欠席や遅刻の連絡もこのアプリでできて便利。メルボルンの他のキンダーがどうなのかは不明だが、日本でももっと広まればいいのになあと思っている。

 

で、そのアプリで共有された動画の1つに、日本語の歌をタブレットで流して、娘と先生が中心になって皆で歌う、という場面が収められていた。娘が早く馴染めるようにと、先生自ら日本語の歌を覚えてやってくれたらしい。とてもありがたいことだ。

 

私は直接話したことはないが、妻が話した印象でも信頼できそうな人とのこと。良い先生に巡り会えたようでとても嬉しい。

 

順調なら来年はprep(小学0年生)になるが、キンダーの先生から「もう1年4歳キンダーをやった方が良い」と勧められることも結構あるらしい。是非ともprepに上がってほしいが(そしたら週5日!)、どうなるかまだ分からない(基準もよく分からない)。

英語

英語はというと、まだまだビギナーレベルではあるが、すごいスピードで吸収している。

 

どこで覚えてきたのか、

ある日は外出先でいきなり"Mom, where are you?"と言い出し、

また別の日には壁にある異なる3つマルを見ながら"This is small, this is big, this is soooo big."と一人で喋っていた。

 

あとはテレビでABC kids(日本で言うEテレ)の動画(iViewというアプリで見放題)を時々見せているのだが、夢中になって見ていて、なぜか登場人物の名前を聞き取れるようになっている。

 

テレビやYoutubeは受動的だから英語教育に役立たないとか言われるけど、まあまあ教育効果はありそうだ。(←テレビを見せる言い訳にも使える、あと、意外とこっそり親たちの勉強にもなる。)

娘のお気に入りはPrincess Nella、PJ masks、Bluey。
写真はBlueyで、日本でいうアンパンマン的存在らしい。

ということで子供はこうやって言語を身につけるのか!と日々感心しながら様子を見守っている。

 

そういえば先日ついに「パパとママはなんで英語があんまり喋れないの?」と言い出した。口が達者で困るのぉ。「発音違うよ」とか指摘される日も近いんだろうなあ。

土曜校問題

現地のキンダー、小学校に通えば英語は勝手にできるようになるが、一方で日本語、日本のカリキュラム(特に算数)のキャッチアップが問題になる、とよく言われる。

 

私としてはいずれ日本に帰国した際に少しでも遅れが少ない状況にしたい。

 

ということで日本語補習校(いわゆる土曜校)に入れる予定だが、OakleighかSandringhamのどちらを第一希望にするか迷っているところ。

 

あとは小学校に上がると週6日学校に通うことになるが結構きついんじゃないかと少し心配している。あとは家族で遠出しにくくなりそうで嫌だなあと思ったり。

2歳息子の場合

息子に関しては現時点ではオーストラリアに来たからどうこうというのはなくて、ただマイペースに生きている。(強いて言うなら肌荒れがひどくなったぐらいか。)

 

まだまだ日本語もままならないし(娘に比べると遅め)、保育園にも通っていないので英語に触れる機会はあまりない。

 

むしろ最近やっと言葉(日本語)が増えてきて、かわいい(親バカ)という状況。

 

とはいえ、絶賛イヤイヤ期で手がかかる。親がどちらかだけで2人を遊びに連れ出すのは至難の技。

 

家の中では仲良く遊べることもあるが、おもちゃの取り合いになると結構本格的な取っ組み合いの喧嘩をしている(ちょっと面白い)。噛むのだけはやめとけ、息子よ。

 

コロナ禍に産まれて、最初の1年半ぐらいは家族以外の人と交流する機会が極端に少なかったので、なるべく外に連れ出してあげたいと思っている。

 

息子に関して一つ懸念しているのは、私のPhDが予定通り終了してそのまま帰国すると仮定すると、4歳キンダーの途中で帰国することになるということ。これでは英語が全く身に付かずに終わってしまいそうだが、さてどうしたものか。

まとめ

以上、子供たちの様子を適当に書いてみた。

 

こちらに来てから「子供はマジで言葉覚えるの早いから」と色んな人に言われたが、娘を通してまさにそれを体感しているところ。娘に関しては帰国時の日本語と算数の方が心配。

 

息子に関してはまだまだ小さいので海外にきた変化はあまり感じられない。

 

またしばらく経って面白い変化があったら書こうと思う。