9月中旬に学会発表+休暇のため日本に一時帰国予定。いよいよあと2週間だ。本当に楽しみ。
それに合わせて研究生活もこれまでの成果をまとめる方向にシフトしている。
PhDのプロジェクト①が(一旦)終了
私のプロジェクトではメインの実験から4週間データを取る必要があるので、私の不在に合わせてメインの実験も8月中旬が最後になった。失敗がしばらく続いていたが最後の最後で上手くいってよかった。
その後の半月で主要な結果を解析して9月頭に指導教官たちとミーティング。十分なデータが集まっていそうなので、このプロジェクト自体を終了して論文執筆を目指すことになった。
週明けの月曜火曜に最後のサブ実験をすれば、1年半近く心血注いだプロジェクトをついに終えられるのだ!めちゃくちゃ嬉しい。(後になってやっぱりもう少しやらないと、となる可能性はある。)
しかしまだまだ道は長い。メインの解析は終わったが細かいデータの解析、統計処理などやることはたくさんある。そもそも集めたデータが膨大なので、解析に終わりが見えない。(しかも大半はmain bodyに入りきらずsupplement行きになるはず。)コツコツ進めてはいるが気が遠くなりそう。日本に行くまでに終わらせたいけど現実的にはちょっと厳しいかなというところ。
メインの結果自体は心躍るところもあれば残念なところもある。科学実験とはそういうもので、"What we get is what we get."なのだ、と頭では分かっているけど、これまで費やした時間と労力が半端ないのでいちいち一喜一憂して無駄なエネルギーを消費している。
この巨大プロジェクトからは最低でも3本の論文が書けるはず。その1本目を年内〜年明け早くに投稿するのが目標。
コツコツ解析を進めて、まずはMethodsとIntroを書き上げる、、を10月を中旬までに済ませたい。
日本での学会発表での準備
先日アブスト審査の結果が送られてきて無事Oralに採用された。小さい国際学会とはいえ109本のアブストから上位20本に生き残ったらしい。
日本で発表するのは上記のプロジェクトの結果の一部。まとめた結果を元にスライドを作り、先週月曜日に指導教官たちの前でpractice talkをした。少し早めのスケジュールなのは、正指導教官が休暇+学会で1ヶ月ほど海外出張に行くため(既に旅立った)。もらったフィードバックを元に修正して、日本に行く前にラボメンバーの前でもう一度practice talkをする予定。
学内発表を除いては留学に来て初めての学会発表なので気合いを入れて頑張りたい。
アブスト提出×2
年内に学会発表の予定がもう2つ。1つ目は10月末にアデレードヒルでの大きめの国内学会。こちらは8月末にアブストを提出して先日採用の通知が来た。oralになるかポスターになるかはまだ分からない。
もう1つは12月末の国内学会。規模も小さく会場も大学構内なので内輪感あり。こちらは日本滞在中にアブスト提出の期限が来るのでできれば出発前に提出してしまいたい。
どちらの学会も上記のプロジェクトの結果を焦点を変えて発表するというもの。
コツコツと経験を積み重ねて、来年はいよいよ大きい国際学会で発表、というのが今の計画。
投稿した論文の結果待ち
6月末の記事で投稿間近と書いた論文。
詳しくはアクセプトされた時点で単独で記事にするつもりだが、7月頭に投稿し、2週間ほどでminor revisionで返ってきた。
5日ほどでせっせと修正して再投稿、早めに良いニュースが聞けるかなと期待していたがそこから1ヶ月以上音沙汰なし。
まさか1回目と違う追加のreviewerに回されたのか?
さすがにここからrejectはないと願いたいが、再度revisionで返ってきて日本滞在中に作業する羽目になるのも嫌。
早く続報が来ないかと首を長くして待っているところ。
その他の諸々
他には帰国後に行う実験のための倫理審査書類の準備、ポスドクから回ってきたpeer reviewなど細かい作業をちまちまやっている。
正直なところ、長く取り組んできたプロジェクトが終わって(終わりそう)疲れがどっと出てあまり頭が働かない。
おまけに40年以上勤めたスタッフの送別会があったり、その後ボスが出張に旅立ったりでラボ全体も若干気が抜けた雰囲気。気候が春めいてきたこともあり正直四六時中眠い。
が、日本滞在を最大限エンジョイするためにはそんなことは言ってられない。
残り2週間でできる限りの仕事をこなして気兼ねなく日本に旅立ちたい。