今回ははIELTSのライティングについて書きたいと思います。
形式
タスク1とタスク2があります。制限時間は2つ合わせて60分、配点はTask1:Task2=1:2でTask2の配点が大きくなっています。
タスク1:図や表、データなどが提示されて、それを要約する。150 words以上(以下ではない)の記載が必要。
タスク2:課題が提示され、自分の意見やその理由を述べる。いわゆるエッセイ。250words以上の記載が必要。
採点基準も詳細に公開されています。
https://blog.hatena.ne.jp/taku_fcb/taku-fcb.hatenablog.com/ielts.idp.com
(① task achievement, ② coherence and cohesion, ③ lexical resource, ④ grammatical range and accuracy の4つの軸です。)
紙ベースかCBTか?
これはタイピングが苦手でなければ、1000%CBTが良いと思います。
コンピュータでは途中から書き始めたり、順番を入れ替えたりできますが、紙ベースだとかなりやりにくいです。
もう1つ、CBTでは自動で語数を数えてくれます。
ネックとしては、(当然ですが)スペルチェック機能はないので、手書きではあり得ないようなスペルミス(appleをaplpeと間違えるなど)が起こりうることです。
感想
スピーキングと共にアウトプット系のセクションなのでなかなか苦労しました。
まず時間が足りません。1時間で2題合計400wordsを書き切るのは骨が折れます。
初めて受けた時は、Task1, 2とも中途半端な状態で終了してしまい、「これ、いつか時間何にできるようになるのか…?」と半ば絶望した記憶があります。(しかも紙だったこともあり途中を消したり取り消し線引いたりでもうグチャグチャ。)
しかし、きちんと対策して、なんとか時間内に終わらせることはできるようになりました。
先述の通り、Task2の比重が大きいので、Task1はサクッと終わらせてTask2に移る必要があります。
かと言って、グラフや表を要約するのも簡単ではありません。
Task 2のエッセイに関しては、「そんなん知らんし」と言いたい気持ちを抑えて自分の意見を述べる必要があります。
言いたいことを書くというよりは書けそうな内容を選んで自分の意見として主張するという感じでした。
語彙力や構文の豊富さも採点基準に入っているようですが、背伸びをしても変に英語をこねくり回しているという印象を与えるだけかと思い、なるべくシンプルに書くことを心がけました。
あとは、最後の5分は必ずスペルチェックに当てるようにしました。上に書いたようなシンプルな間違いで減点されては勿体無いので。途中で色々修正していると、能動態と受動態が入れ替わっていたり、消し忘れた単語が残っていたり、と結構間違いが見つかると思います。
対策
肝心のライティングですが、ライティングはなかなか対策が難しいなという印象です。自分が書いた英文を添削してもらう機会がなかなかない&お金がかかるからです。
基本的には自分でやりつつ、少しだけ添削サービスを利用するというのが私のやり方でした。
利用したものを紹介していきます。
対策その1:参考書
参考書(問題集)として使用したのがこちら。
例えば、単にグラフで「増える」を表現するにも複数の表現法を知っておく必要があります。そういう意味でこの本は非常に役に立つと思います。
もう1つがこちら。
ボキャブラリーの本ですが、トピック毎に例文や問題が並んでいて読みやすかったです。ライティングに役立ちました。量も多すぎず少なすぎず取り組みやすい良本でした。
対策その2:IELTS simon オススメ!!!
ライティングで中心的に利用したのがこちら。
現在はこちらに移動しているようです。
セクションごとに例題や過去問がupされていますが、ライティングのものを選んで使用しました。
内容を見ると、やはりシンプルに分かりやすく書くことの重要性がよく分かります。
このサイトを教えてもらってからは、Simon先生の型を真似てずーっと書いていました。
あとTask2に関しては、馴染みのない分野に関してはそもそも何を書けばいいか分からないというのがあります。
このサイトではIdeas for IELTS Topicsというpdfを販売していて、よく出る分野に関してこんな書き方があるよというのを紹介しています。こちらも購入して印刷し、他の本や問題で学んだvocabularyや例文を書き足していきました。
(今は子供に落書きされて無残な姿にになってしまいました。)
対策その3:演習問題で数をこなす
ノウハウや型をある程度理解したら、あとは数をこなす必要があります。
教材とそれに対する回答例がたくさんサイトは多数ありますのでそちらを利用しました。
Task1 20分, Task2 40分が定石と言われていますので、それに合わせて時間を測って取り組みました。
対策その4:添削サービス
上記の対策でほとんどなのですが、やはり他人に添削してもらう機会がないと不安です。
ネットを検索するといくつか添削サービスがあります。
私はIELTSスピーキングで利用していたmy tutorを利用しました。
正直、フィードバックの内容自体はそれほどクオリティの高いものではなかったですが、全体的な印象に関するコメントは参考になりましたし、やはり誰かの目を通すことで得られる安心感を考えると課金してよかったなと思っています。
主にはお金との相談だと思いますが、何かしらの添削サービスを利用することをお勧めします。
最後に
いかがだったでしょうか?
ライティングもスピーキングと並んで苦労したセクションでした。最高スコアも7.0で、もうちょっと成績を上げたいなというところです。留学終盤にはまた受ける機会があると思いますので、その時頑張りたいと思います。
私が伝えたいポイントとしては
・型を身につける
・数をこなす
・添削サービスを少しでも利用する
でした。