集中治療医のStudy Melbourne

麻酔科系集中治療医が家族4人でオーストラリア・メルボルンへ博士課程留学!初めての海外研究生活、メルボルンライフの模様をお送りします!

最初の1週間

メルボルンに来て10日ほど経ちました。

 

最初の1週間は、新生活のセットアップに追われて大忙し...かと思いきやそんなことは全然なく、

新しい環境だとただ生きているだけで疲れるので、家族4人が体調を崩さないことを最優先にして、むしろ意図的にペースを落として生活をしていました。

 

現在はまだ大学の寮に滞在中。部屋は広いし、平日は朝夕食付きでとても助かっています。

滞在先の部屋

もう1つ寝室

 

家も決まっていない、大学院も始まっていない状況なので、旅行気分が完全に抜けきらず、なんだかふんわりした生活です。

 

ただ旅行の時と1つ違うのは、財布の紐が固いこと。節約生活、だいぶ板についてきました。今日も1本3ドルのワインで美味しく乾杯!(ただ、もっと節約術を磨かなければなりません。)

スーパーで適当に買った3ドルのワイン 舌が肥えてないので十分美味いぞ!

最初の1週間で主にやったことを挙げてみます。

情報収集

散歩や買い物、子供の遊びを兼ねて大学の周辺、シティの中、そして住む可能性があるエリアを中心に歩き回りました。

 

車もまだないし、とにかく足で稼ぎます。外は暑すぎず寒すぎず、いい感じです。徒歩移動はお金も節約できるし、運動にもなるし、最高です。(この1週間は1日平均12000歩ほど。)

 

現地の生活システムの理解に努め、同時に街の雰囲気を探ります。そしてスーパーや量販店、マーケットにも足を運び、節約生活のための策を練ります。

銀行口座のactivate

出発前にオンラインで開設した口座(ANZ)を使えるようにするために、メールで指示された近くの支店を訪問。スタッフの指示に従いパスポートや住所(最初の滞在先)の登録を行いま、デビットカード(EFTOPOS)もゲットしました。

 

しかしその後もうまく使えるようにならず、翌日に再度訪問。どうやらきちんとactivateされていなかったようです。

ワクチン接種証明書の切り替え

渡航の際に取得したCOVID-19のワクチン接種証明をAustralian Immunisation Register (AIR)に登録する必要があります。

 

私は近所の薬局に持っていき、やってもらいました。要件を伝えると慣れた様子で5分ほどで登録は完了です。

 

必要書類はパスポートとワクチンの接種証明書だけ。

行く前にIHI numberを取得しておく必要があります。(webで5分ほどで取得が可能。)

www.servicesaustralia.gov.au

ちなみに夫婦合わせて25ドルの登録料?がかかりました。無料でやってもらったという人もいましたが実際どうなんでしょう。

挨拶回り

到着して数日後に所属する研究室への挨拶に。

 

ボスたちには「1年前は諦めかけていたけど、救いの手を差し伸べてくれてここにいられてとても感謝しています。最大限研究室に貢献します。」と直接伝えました。

 

また、日本にいる間に色々相談に乗ってくれた先輩や後輩(日本人)にも家族で会いにいきました。役立つ情報をたくさんゲット。ありがとうございます。

 

さらにその流れで日本人のママ同士の交流会にも参加。(私はひたすら子供の遊び相手。)

家を借りる候補地の情報などを教えてもらいました。ありがとうございます②。

その他

  • 保険証、学生証の手続き
  • ...

もっといっぱいあると思って振り返ってもありません。何してたんでしょう?

 

でもまあ、家族全員体調を崩さないという第一目標は達成したのでよしとします。

 

せっかくなので、これまで印象に残ったことを3つほど。

長女が確変状態

家族4人の中で圧倒的適応能力を発揮しているのが長女(4)。

 

街中や公園で近くの子供に躊躇なく近づき話しかける、街中の大人に笑顔で手を振って愛嬌を振りまくなど、言葉の壁を全く感じさせない積極性を見せています。

 

こちらの人が皆子供に優しい(単にリアクションが大きいだけかも?)のに気をよくしたのか、コワモテのおじ様たちにも絡みにいきます。

 

そして大人たちから"beautiful girl!!"を引き出した時には満面の笑み。

 

英語がわかればもっと楽しいはず、と感じているようで「英語喋れるようになりたい」とのこと。

 

年を重ねるにつれcomfort zoneから出ることに臆病になっている親2人を尻目に、そこを次々打ち破って(というかそんな概念すら存在しないのか)どんどん世界を広げていく娘を見て、「パパママ嬉しいよ」を通り越して「オラにコミュ力分けてくれ」と言いたくなります。

 

おまけに渡豪前はご飯をあまり食べてくれなくて困っていたのに、こちらではバクバク食べています。ついにはリンゴ丸かじり→完食!(個人的には重要ポイント)。

ちなみにリンゴ丸かじり、歯に良さそうだから私もやっています。今日も歯茎が痛い。

 

日本にいる間は多動気味(父親の遺伝子)で心配していましたが、今のところ人見知りしないオープンな性格がプラスに働いているようです。

 

このまま前向きに成長してくれることを願うばかりです。

野菜や果物が美味しい

特に外食の値段が非常に高いオーストラリアでは、自炊生活が節約の鍵を握ります。

スーパーやマーケットの食材の値段は日本とそれほど変わらないとは聞いていましたが(実際その通り)味はどうかな?と心配していました。

 

が、全く問題なし!

特にフルーツが美味しい。空いた小腹はフルーツが満たしてくれるに違いありません。

コロナのこと

メルボルンは長いロックダウンの後、高いワクチン接種率を条件にどんどん制限を解除しています。

 

全く制限がない訳ではないですが、日本よりは格段に普通の生活に近くなっています。

 

日本のアプローチ(=ロックダウンは行わないが、お願いベースで制限して長期間耐え忍ぶスタイル)との違いが興味深いです。

 

公衆衛生や感染症の専門家でもないので、アプローチの良し悪しはなんとも言えませんが(自分は渡航時期的に美味しいとこ取りのようになっているし)、日本に比べて行政が出す方針に明確なメッセージ性がある点は良いなと思います。

 

そろそろペースアップ

ということでここまでは割とのんびり生活してきましたが、いつまでもこんな生活では行けません。

 

5月頭にはコースも始まるし、そろそろペースアップです。

 

今週から家探しや車探しを開始し、早速壁にぶち当っています。この辺りはまたいつか別の記事に。

 

そして本日は研究に関する初めてのwebミーティング。

やっと始まる実感が湧いてきました。

「最初から忙しいからよろしく」とのこと!

 

頑張らないと。