集中治療医のStudy Melbourne

麻酔科系集中治療医が家族4人でオーストラリア・メルボルンへ博士課程留学!初めての海外研究生活、メルボルンライフの模様をお送りします!

中古車の購入

だいぶ間が空いてしまいましたが、今回は中古車を購入した話をしたいと思います。

 

購入した車は以下の通りです。

【車種・年式】トヨタカローラ・セダン(2006年)

【走行距離】約14万キロ

【購入価格】約100万円

【購入元】ディーラー(トヨタ

【その他】修復歴なし カーナビなし

中古車、高いよ!

上記を見ると分かるんですが、住宅価格と同様、中古車もめちゃくちゃ高いです。

 

日本では走行距離が10万キロを超えると価値がないとされるようですが、オーストラリアでは10万-20万キロを超える中古車も高値で取引されています。しかも中古車市場はここ数年でかなり値が上がっているようです。

 

どんだけみんなお金持っているんだオーストラリアは...とぼやきたくなります。

どこで車を買うか?

中古車の購入方法は大きく分けて個人売買とディーラーでの購入に分けられます。

 

個人売買の場合はCarsalesCarsGuideといったサイト・アプリで見つけるか、FacebookのMarketplaceやGumtreeで希望の車を購入するかになります。

 

ディーラーの場合も上記のサイト・アプリで探すことができます。

 

日本との比較でいうと、個人売買もかなり一般的に行われているようです。

 

個人売買はディーラーでの購入に比べて費用が安く抑えられるというメリットがある反面、手続きを自分でやらなければならない、粗悪品に遭遇するリスクが高いといったデメリットがあります。

 

私は当初、日本人の整備士の方に同行してもらった上で個人売買での購入を試みましたが、その1回は購入に至らず(後述)。

その後は大学院が始まり同行サービスのスケジュールが合わなくなり、結局ディーラーで購入することになりました。

 

車の知識もなく、英語での駆け引きにも自信がない中、個人売買にチャレンジする勇気はありませんでした。

 

さて、「日本車、15万km以下」で探して、結局候補に挙がったのは3台。3台目のカローラを購入したわけですが、それぞれにちょっとしたストーリーがありました。

候補車①:トヨタカローラ

まずは上記サイトで見つけたカローラ。年式・走行距離を見ても市場よりだいぶ安い。

これは詐欺か?と思いましたが、連絡をとってみることに。

 

しばらくすると返信が来ます。「車まだありますよ」とのこと。ちょっとテンションが上がります。

 

「自分は軍の所属でもう少しでニュージーランドに行かなきゃいけないから車を売りたい」「現在はそれに向けた訓練中でタスマニアにいる」とのこと。

 

んん?なんか話のスケールが壮大ですが、とりあえず話を進めると、

「遠くにいて対面でやりとりはできないが、フェアに取引したいので、Escrow.com(取引仲介サイト)を使ってお願いします。ここにお金をプールしてもらえれば、車をあなたの住所まで届けます。気に入れば購入(=Escrow.comから先方にお金が移動する)、気に入らなければキャンセル可能(お金はこちらに返金)です。」

「信用してもらえるように免許証のスキャンを送ります」

 

三者を通してやるみたいだし、免許証も送ってくれたし親切だ!と思いましたが、

 

結果、これ詐欺でした。

 

実はこれ、よくある手口のようです。

www.escrow.com

要はEscrow.comという取引仲介サイトは実在する(多分ちゃんとしている)のですが、提示されたURLはmyescrow.com、で微妙に違います。(実際、リンクに飛ぶと大企業とは思えないチャチい見た目のサイトです。)

 

うっかりこれに従ってお金を振り込んでしまうと返金されないということです。

 

免許証やパスポートのスキャンを早々に送って信用させようとするのもよくある手口のようです。過去に流出した誰かの個人情報が悪用されているんですねー、恐ろしい。

 

しかし日本でなら一瞬で見破れそうな詐欺、信じかけました。危ない危ない。

 

やはり原則は「直接車を確認するまで絶対金を払わない」ということでしょう。

 

今回も「遠くにいるのはわかったけど、とにかく車を見たい。どうにかならない?免許証の住所も近いからそこに置いてあるなら見にいくよ」と送ってみたら、ボロ出まくりの返信が来て詐欺だと確信しました。

 

皆様詐欺にはお気をつけください。

候補車②:個人売買のMazda 3

こちらは日本人の整備士の方に同行してもらい観に行ったもの。

 

イギリス人の陽気なおじさんが車を買い替えるとのことで売りに出したらしい。

 

状態も良さそうだし、テストドライブでも走り心地もいいし、少し高いけどこれでいいかなと思いましたが、RWC(売買の際に必要な車検のようなもの)が未取得ということで保留。

 

RWCを2週間後に取る予定だから、デポジット払ってくれれば確保できるよと言われ、二の足を踏んでいたら「やっぱり他の人がいますぐ買ってくれるみたいだからそちらに売ります」ということで撃沈。

 

Mazda車好きだったんだけどなぁ(日本でもMazdaの車に乗っていた)、とちょっと後悔。。。

候補車③:トヨタカローラ

3台目はトヨタのディーラーのカローラ

 

実はその日は別の車(Nissan車)を試乗して、よければ購入するつもりだったのです。

 

前日にその販売店のサイトをチェックすると、just arrivedのカローラの情報が。写真はまだないものの予算内だったので、一応こちらも見せてほしいと連絡するとOKとの返事が来ました。

 

当日、Nissan車に試乗し、その後カローラにも試乗。Nissan車は気になる音がする一方、入荷直後で未整備のカローラは安定の走り心地でした。

 

これは...やはり世界のToyotaか...ということでトヨタ車に決定しました。

 

1週間後に整備された状態で受け取り、無事購入完了です。

感想

賃貸物件の時と同様、思い切りのなさと心配性が災いして、ものすごいエネルギーを消費しました。

 

素人が中古車を買うのはハードルが高い

 

これが私の感想です。

 

もう少し車の知識があるか、お金に余裕があればいいのかもしれませんね。

 

ちなみに、

「そもそも車を買う必要があるのか?」という話がありますが、これは人によるとしか言えません。

私の場合は小さい子供が2人がおり、彼らを連れての買い物やトラム・電車移動が結構大変ということ、そして後々土曜校などに通わせることを考えて、初めから車を買うつもりでいました。

実際、まだ車を買って2週間ほどですが、だいぶ生活が楽になっています。

 

年式古め、走行距離も14万キロ、もう少し大きい車がよかったな、そして何よりデザインが全く好みではない、ということで車をゲットしてもテンションはあまり上がりませんでしたが笑、

 

メルボルン生活の相棒として、長く元気に働いてくれることを願います。