集中治療医のStudy Melbourne

麻酔科系集中治療医が家族4人でオーストラリア・メルボルンへ博士課程留学!初めての海外研究生活、メルボルンライフの模様をお送りします!

ラボの飲み会

この前の木曜日はラボの飲み会だった。こちらに来てから2回目。

 

特に定期的に開催されるわけではないが、大体月1のペースであるらしい。

グラント獲得だったり、誰かのお祝いだったり、後は何もないけど飲みたいから飲もうってなったり(←)。

 

これが結構面白いので、今日はこれについて書こうと思う。

だいぶ前からウキウキが止まらない

まず、開催日の2週間ぐらい前になると「楽しみだね」「今度の店は...」「奥さんに遅くなるって言っとけよ」「昔の飲み会ではこんなことがあってね」みたいな話題が増えてくる。

 

実験のスケジュールも飲み会に合わせて調整される。

最初から翌日に実験を入れないこともあるし、今回は「金曜日の実験、飲み会の次の日だからキャンセルしといたわ」ってなった。どういうこと!?

 

ちなみに、とあるポスドクは前もってしておくべき準備を忘れて、実験が1日遅れになり、飲み会翌日の午前中に実験をしなければならなくなっていた。

 

ポ「うわ、マジかー!やっちまったー!」

その横でボス爆笑。

当日はソワソワ、集合時間まで待ちきれない

当日になると、ボスを始め飲み会好きな人たちはソワソワして浮き足立っている。

 

「体調は万全か?」「準備は万端か?」というやりとりが定番。

 

 

そして夕方になると...

 

飲み会の会場は2回とも研究室から歩ける距離にあったので「職場から行く人は17時半に出発ねー」というお知らせが流れていた。

 

しかし1回目は、ボスが「もう疲れたから行こうぜ」(え、まだ17時にもなってない)

 

2回目は17:10の時点で半分ぐらいの人が荷物をまとめてスタンバっている。

 

ラボミーティング開始の時より集まりが良い。

 

どんだけ楽しみなんだよ!

飲み会が始まると

待ちに待った飲み会が始まると、もちろん皆楽しそう。

 

ただ、

 

飲み方が若い...!!

 

「お酒足りてないんじゃないの?」

「ショットしとくかとりあえず」

"Drink more, drink more!!"(こんな直接的な英語使うんかい)

 

もちろん私はありがたくいただいていますが。嫌いじゃないです、こういうの。

 

ちなみに今回はいわゆるfancy restaurant(こちらに来て初めて行った)での会で、結構いいワインが出てきた。

 

「これが高級ワインの味かー、なんだか美味しい気がするなあ」と思ったが、

格付けみたいなことをして普段飲んでる5ドルワインと区別できるかって言われたら絶対できない。(ごめんなさい)

いつも飲んでいる5ドルワイン 同僚に安くて美味しいとオススメされた 赤白スパークリングなど色々ある 赤はこの青ラベルが一番美味しい気がする

1次会が終わらない

さて、そろそろ「宴もたけなわではございますが…」の時間かなと思ったが一向にその気配はない。

 

18時前に飲み始めて、23時前までひたすら飲んで喋っている。

 

会が進むにつれて、店内がどんどん騒がしくなり、みんな饒舌で早口になるし、話題があっちゃこっちゃ行ってまとまりがなくなってくる。自分の頭も働かなくなってきて、半分ぐらい何言ってるか聞き取れない。苦しい時間である。適当に微笑んで相槌を打ちながらやり過ごす(こちらに来てからの得意技)。

 

終盤に差し掛かり、ようやく2次会の話になると、ボスは帰ろうとする人たちをあの手この手で引き留めにかかっている。

 

「帰るの?いやいやいやいや、行くっしょ。」

「え?◯◯(一番上の立場の人)は行くよ?」

みたいな感じ。

「1杯飲んで帰ればいいよ」

 

大学生の頃に何度も見たような押し問答が目の前で繰り広げられていた。

2次会

なんだかんだ2回とも半分ぐらいの人は2次会へ(男女半々ぐらい)。

 

オーストラリアに二次会という概念があるかは知らないが、上にも登場したポスドクガイ(といっても実は女性)は日本で3年ぐらい研究していたこともあり、酔っ払って「ニジカイ!ニジカイ!」と言いながら皆を誘っている。

 

しかし、ここでも問題が。

 

2次会の場所は2回ともボスお気に入りのクラブ。

 

クラブ、これはなかなか恐ろしい場所である。

 

そもそも日本でもそんなとこ行かないし、音楽が大きすぎて会話が全然聞こえない。

しっぽり飲む方が好きだなぁ、、、と思いつつ参加。

 

1回目はコース開始直後であまりに疲れていたので開始後1時間ぐらいで離脱。

 

今回は終トラムで帰ろうとしたらボスに「終トラムなんてどうでもいいんだ!タクシー使えー」って言われたので、まあいいかとしばらく残った。

 

しかししばらくして体力の限界が来たので1時半前に離脱。タクシーで家に帰りました。

 

2時過ぎに疲れ果てて就寝。

 

次の日は意地でいつも通りの時間に研究室へ。

めちゃくちゃ眠そうなポスドク研究員が頑張って朝から実験をしていた。ボスは昼過ぎに現れた←

感想

参加して思ったこと。

 

 

大学生みたいな飲み方するなぁ

 

 

nomikaiの文化は世界共通なんでしょうか。


いや、多分うちのラボが特殊なだけ。

ボスは私に向けて「ヤバいラボに来たって家族に思われてるかもな…ハッハッハッ」と言っていた。(全然大丈夫です。)

 

というか今どき日本でもこんなのあまりない気がする。コロナもあったし、ハラスメントにも厳しくなっているし。

 

ちなみに、「俺たちのモットーは"Work hard. Play hard."だから」ってこちらに来てからもう5回以上は言われた。

 

大学のサークルかよ!

 

 

 

結論。

...これからも喜んで参加します