本日は車のこと。
初めてメンテナンスをし、そして事故ったという話。
車のメンテナンス
まず、初めて車をメンテナンスに出した話から。
15年超え14万キロのトヨタカローラを購入したのが5月下旬。
中古車売買時のRWCは最低限の保証でしかないので、購入後に一度きちんと見てもらい、その後定期でメンテナンスを受けるのが良いというのはよく聞く話である。
購入後早々にメンテナンスを受ける予定だったのが、スケジュールの都合や子供の体調不良などで延び延びになってしまい、先日ようやく受けることができた。
お願いしたのは南東のエリアにある日本人の方が運営する自動車整備会社。
車の知識が乏しい上に古い車のため、日本人の方にお願いしたいというのが私たちの考えだった。結果、よく見ていただいてとても感謝している。
車は購入直後から、エンジン始動後しばらく異音がする、ワイパーのゴムが古くて大きな音がなるといった不具合があった。メンテナンスしてもらい大部分はかなり良くなり、乗り心地が驚くほど改善した。
ただし車の不具合はそれだけではなかった。知らぬ間にオイル漏れが発生していたようだ。それも笑えないレベルで。
「気づきませんでしたか?」と言われたが、恥ずかしながら全く気が付かなかった。が、後に駐車場を確認すると結構な油たまりができていた。大事になる前に判明してよかった。こちらも部品交換をしてもらい無事解決。
ちなみに購入後から「ガソリンの減りが早いなあ、古い車は燃費が悪いのか」とは思っていた。今回オイル漏れが発覚して、もしかしたらガソリンの減りも多少マシになるかもと期待したがそんなことはなかった。やはり燃費はあまり良くないようだ。
メンテナンスを通して思ったことは2つ。
1つ目は、今回の買い物、初期投資をケチった結果、かえって高くつくことになるかもしれないということ。
オーストラリアに来て日本では買わないようなかなり古い車を買った。学生になり収入が激減する上、中古車市場がかなり高騰していたこともあり、費用を安く抑えるために選んだのだが、今回は早々に割と重大な不具合が判明した。
今回は大事になる前に見つかってよかった、と前向きに捉えてはいるが、お金はそれなりにかかった。古い車ゆえに今後もこういう不具合が頻発する可能性は覚悟しておかないといけない。そうならないことを願うばかりだが…。
もう1つは、メーカーのディーラーであっても中古車の質はそんなに信用できないのかもしれないということ。
購入したのはトヨタのディーラーだった。契約や車両登録の手続きは簡単でよかったと思う。
ただ購入前の車のチェックの質はどうなのだろう?今回のメンテナンスの前後で乗り心地が違いすぎるし、購入後3ヶ月で大きな不具合が判明して、なんだか少しモヤモヤしている。
「個人売買より当たり外れは少ないが、必ずしも質は高くない」というのが中古車購入時に調べていた情報だったが、その通りなのかもしれないと思った。
たまたま今回の車がハズレなだけかもしれない。車の知識がない上に英語が不自由なことを見抜かれて足元を見られていたのかもしれない。あるいは、販売するのに必要最低限のことしかやらないというのがこの国の普通なのかもしれない。
ど素人のn=1の経験なので一般化はできないと思うけど、もしまたこの国で車を買うことになったらもう少し自分で調べて慎重にならないとなぁと思った。
事故った話
車が少し快適になったぞやったーと思っていたところで、つい数日前に事故を起こしてしまった。
シティ近くの混雑した道路で他の車と側面同士が接触。大したスピードが出ていなかったのでお互い怪我はなかった(本当によかった)が、双方の車に大きな傷ができてしまった。
ちなみにこちらは家族4人乗車、向こうはアジア系の女性1人だった。
事故直後はそれなりに気が動転したが、偶然にも警察車両がすぐ後ろを走っていたので(これもかなりのラッキー)、降りてきた警官が声をかけてくれ、誘導される形で安全な場所へ移動した。
その後いろいろな聴取が始まるのかと思いきや、警察官に促されて、
- お互いの名前や住所、登録情報(車のナンバー)の情報を交換
- 双方の車両の傷の写真をスマホで撮影
しただけであっさり終わった。
相手方も特に怒ったりはパニクったりはしておらず、淡々とやりとりして、see yaと言って終わった。
警察曰く、「あとは保険会社がやりとりするので心配しなくて良い」とのことだった。
家に帰ってから調べた情報を色々総合すると、物損事故に遭った際にやるべきとされていることは、以下の5つのようだ。
① 000(緊急電話)に電話して警察に事故の発生報告をする(これは後日でも良いようだ)
②事故の時間、場所を記録する
③車のダメージ(自分と相手の車両方)の被害状況を撮る
④相手とお互いの情報を交換する:車種・ナンバー、氏名、電話番号、免許証、保険会社など
⑤任意保険の会社に連絡する
www.melbourne.au.emb-japan.go.jp
①は現場に警察がいたので今回はなし。ただ警察官の名前、所属などの記録をもらい損ねてしまった。(保険会社にクレーム申請(下記)する際に、警察が介入した場合は名前や所属を入れる欄があった。)
後日警察に行って事故証明をもらうべしとの記載も見つけるが実際のところはよく分からない。
②③はOK。
④に関しては今回交換したのは名前、住所、車種・ナンバーのみ。警察官の指導により電話番号や免許証、保険会社の情報交換はしなかった。
電話番号は「電話での直接のやりとりはトラブルの元になるので保険会社に任せるのが良い、だから書く必要がない、むしろ書かないほうがよい」、免許証についても「車の登録情報でたどれるからする必要はない」とのこと。
家に帰って寝かしつけてから⑤をアプリで入力して終了。で、今は連絡・進捗を待っているところ。
車のダメージについては保険屋の指定した整備会社で修理をするというのが通常の流れのようだが、保険のアプリで選べる範囲では空きが全くないし、まあ修理しなくてもいいかと思っているので、これもどうなるか少し待ってみるつもり。
基本的には相手方とのやり取りは全て保険会社がやってくれる仕組みのようで安心した。ふっかけてくる厄介な相手もいるようなので(今回は大丈夫そうに見えるが)、これはかなり心強い。
ただしネットでの経験談を調べていると、保険の種類によっては相手方との交渉を自分でやらなくてはならない場合もあるようだ(特に任意保険がThird partyの場合)。今回は私はComprehensiveというタイプに加入していたので、その心配はなさそう。
車の任意保険、加入時に少し迷ったが、友人に勧められてロードサービス目当てでcomprehensiveに加入した。年間800ドルぐらいかかるが(Third partyだと1−2万?)、こちらにしといてよかったと思っている。
バッテリーがあがってロードサービスも一回呼んだので、そういう意味では十分元は取っている←。
今振り返ると、加入時にも条件などを色々調べたつもりだったがシステムを十分に理解しきれていない状況だった。この数ヶ月で学んだことと、今回事故をきっかけに調べたことでようやくこの国(州)のシステムを少し理解できた。
少し不安に思っているのは、ビクトリア州の免許への書き換えをまだ行っておらず、日本の免許+国際免許証だということ。(書き換えをサボっていて、ようやく先日予約を済ませたところだった。)
いずれにしても今はできることはあまりないので、この後何が起こるのか待つしかない。
今回はお互い怪我がなかったこと(これが一番大きい)、車のダメージもそこまで大きくなかったこと、警察車両が偶然近くを通りかかっていたこと、家族で一緒にいたこと、相手方も(とりあえずは)穏やかそうだったことなどは不幸中の幸いだった。
が、やはり死ぬほどテンションが下がった。
日本でも数年前に一度事故にあったことがある。
この時は自分の車は信号待ちで停車していて、後ろから派手に追突された。幸い怪我はなかったがタイヤ周囲のフレームが歪んで自走できなくなり車はレッカー車で回収されていった。
妻の実家に帰省中で、楽しみにしていた鰻を食べに行く途中での事故。最悪の気分のまま終わるわけにはいかないということで妻の母親に現場まで来てもらって意地で鰻を食べて帰ってきたことを思い出した。
その時も相当凹んだが、今回はそれ以上。
異国の地での事故だし、今回はこちらにも多少の過失があることは間違いないので相手への申し訳なさも合わさって結構凹んでいる。
事故にあった時の対応は今回学べた(学べている)が、できればその知識を2度と使わずに済むように願いたい。
...皆さんもくれぐれも安全運転でお過ごしください。
おしまい。
(後日更新)後日談はこちら