集中治療医のStudy Melbourne

麻酔科系集中治療医が家族4人でオーストラリア・メルボルンへ博士課程留学!初めての海外研究生活、メルボルンライフの模様をお送りします!

娘が小学生に、そして初恋

先週の月曜日からついに娘の小学校が始まった。

 

入学したのは家から徒歩5分の距離にある公立小学校。学年はprep(=小学0年生)。

娘は3月生まれなのでまだ4歳。日本なら幼稚園年中(4月から年長)なのに、こちらでは1年以上も早く小学生の仲間入りである。

Welcome BBQ

前週の金曜日にはprepに入学する子供たちとその親、そして先生たちの顔合わせイベントがあった。私も研究を昼前にサボっ...早退して家族全員で参加。校庭にあるBBQマシーンでソーセージが焼かれ、snag(ソーセージを食パンに挟んだやつ)が振る舞われながらのカジュアルな会だった。全部で20家族ぐらいが参加していたと思う。

 

先生たちも派手なドレスやショートパンツ、アクセサリーもじゃらじゃら、なんなら軽いタトゥーも入っていて、やっぱり日本とは違うよなーと感じた。

 

担任の先生とも初めて顔を合わせた。名前や見た目はインド系かな?と思ったけど、台湾に長くいて10年前ぐらいに(学生時代?)親の都合でオーストラリアに移住してきたらしい。気さくで話しやすい女性。雑談をしながら娘の性格や不安なことを頑張って伝えた(伝わったかな?)。

 

この日、娘は幼稚園で仲の良かった友達と終始遊んでいて、新しい友達を作るテンションではなかったようだ。

そもそも学年で日本人は娘1人。同じ幼稚園から進学する子が5〜6人いるものの、幼稚園に比べて人数も大幅に増える中で、娘がどんな風に適応して行くのか、気になるところである。

初日

で、迎えた初日。

 

この日も仕事をサボ...午前休をもらって同行。日本の入学式的は派手なものはないが、両親が来て、教室の前で写真を撮ったりした。

緑の制服 日本で言う早生まれかつアジア系の娘は誰よりも体が小さい

その後、娘はいつも通り、特に泣いたり嫌がったりするわけでもなくフワーとその場の空気に吸い込まれていった。

 

そして下校時。気になる娘のリアクションは…

 

バディの男の子に恋したようです。

 

バディというのは、prepの子と1対1でペアになってサポートをしてくれるYear6(小学6年生)の子のこと。多くの小学校がこのバディ制度を採用しているらしい。娘のバディはアジア系の男の子だった(仮名:トニー)。

 

初日の下校時、母親を見つけた娘の第一声は

「トニーどこー?トニーはどこ?」

...なんか思っていたのと違う。

 

その後も話すのはトニーのことばかり。

今日は何したの?→「トニーとお昼食べた。」

他には?→「トニーと木登りした」

 

トニー。トニー。トニー。

 

どうやらトニーのことで頭がいっぱいのようだ。

 

トニーのどこが良いの?

声!!...あと顔!!


これは、、、ガチなやつ、、、。

 

鼻の下をものすごい伸ばして、恥ずかしそうに言っている。「鼻の下を伸ばす」という日本語表現の説明に使いたいぐらいの、見事な伸び具合である。

バディよ、ありがとう

2日目も元気に登校はしたものの、この日はトニーとは話さなかったらしい。

 

曰く、「友達と遊んでて、邪魔したら悪いと思って、、、あと、恥ずかしかったの、、、」

 

完全に恋する乙女状態。

 

そして何より、自分の希望に向かってほぼ猪突猛進だった娘が、他人に気を遣っている!!

 

これはかなりの驚き。恋は子供を少し成長させるらしい。素晴らしい。

順調な滑り出し

その後も毎日トニーに会うのを楽しみに通っているようだ。

 

去年は週2日の幼稚園ですら行きたがらないことも多かったが、今回はそんな様子はない。

 

事前に小学校のことをポジティブに伝えていたのが奏功したのかもしれない。

「キンダーよりお友達がいっぱいいて楽しい。」それもあるかもしれない。

でも、多分8割ぐらいはトニーに会うのをモチベーションに行っている。←

 

事前に写真付きの手紙が家に送られてきた時はは「えーバディ女の子が良かったなあ〜」なんてブツクサ言っていたのに。

 

何はともあれ、意外な形ではあったが、娘の小学校生活が良い形でスタートできてよかった。

 

ちなみに娘は3月までは週4日、その後は週5日小学校に通うことになる。週2日の幼稚園ではゆっくりだった(それでも親から見ると驚異的だったが)英語上達のペースも一気に上がる予感。

土曜校も入れたら週6日学校に通うことになるが、果たして体力的に続くのだろうか?

 

頑張れ、娘。