前回の続き。
3-1. 専門医受診
色々あったが無事予約が取れて、いざ専門医の受診へ。
Royal Children's Hospital (RCH)の敷地内にあるprivate clinic。担当医師もRCHとの兼職のよう。
予約時間の9時半ギリギリに到着。クリニック内は空いていて快適だった。数分待ってすぐに呼ばれて診察室へ。
他院でのカルテや紹介状は手元に届いていたと思うが、もう一度経過を全て説明し、さらに色々追加で質問された。経過を書いたメモを持っていっててよかった。症状が出ている時の動画も見せた。
その後じっくり身体診察、歩行の様子も細かく観察していた。小児科医なので子供の扱いにも慣れた様子で、息子も特に抵抗なく診察を受けていた。
診察の結果、現状は特に異常なさそうで、やはり一時的な関節の炎症が原因と考えられること、再燃はあり得るが時間経過で良くなる可能性が高いことなどを説明された。そして
- 血液検査をして、異常があれば画像検査をする
- 万が一症状が出た場合はメールで連絡を取り、方針を決めましょう
と言われた。病院ドメインの個人メールアドレスが書かれた名刺と、血液検査のオーダーの紙を渡されて終了。時間はトータル30分ぐらい。
血液検査はRCHの検査部門に行って受けてきてね、午後に結果が出たら電話で知らせるからね、とのことだった。
受付に声をかけて会計をして、次回3ヶ月後の予約を取った。症状が全くなかったらキャンセルしても良いとのこと。これでクリニックでやることは終わり。
Private hospitalだったからなのか、混雑もしておらず空間的・時間的余裕があり、診察も丁寧だった。publicのspecialistがどうなのかは分からないが、診察時間内にものすごい数の患者が来る日本の外来とは大違い。
3-2. 血液検査@Royal Children's Hospital
続いてRCHへ移動し、血液検査。
まずは病院入口でコロナのスクリーニングの聞き取りを受けてシールをもらう。クリニックとは違って人がめちゃくちゃ多くて疲れる。
検査部門へ行って名前を伝えると番号の書いた紙を渡されて待ち。20分ぐらい待っただろうか。自分達の番号がモニター画面に表示されたのでいざ採血室へ。
女性スタッフ2名がスタンバイしていた。患者間違いがないかを確認して、いざ採血。
私が採血用の椅子に座り、息子は私の膝の上に座る。看護師は慣れた手つきで肘関節から採血し、すぐに終了。息子は一瞬泣いたが暴れはしなかった。偉いぞ。
スタッフに「もう帰っていいよ、請求書は後で郵送で届くから」と言われてそのまま外へ。やっと終わったぞー!
その日の16時前に診察を受けた医師から電話があった。
血液検査の結果はほぼ正常で心配はない、ただ一つだけ異常値があるので画像検査をしましょうとのこと。「検査のオーダーは入れたから、あとは検査部門がトリアージして連絡するから待ってて」と言われた。要はGP→専門医への紹介と同じということ。
これまた結構待つやつじゃん。と思ったけど、どうしようもない。この時点で息子は特に症状がなく元気だったし、まあいいかという感じ。
4. 画像検査
結局連絡が来たのは2週間後の金曜日。SMSで「来週の火曜日の9時半にオーダーが入りました。リスケしたかったらメールか電話してください!」とのことだった。
また急だなぁ...でもちょうど実験も入ってなかったからこれまた行ける、ラッキー。
で翌週またまた病院へ。今度はRCHではなくPrivate clinic隣接の検査室だった。
予約時間に到着したら他に患者はおらず、即検査、即終了。病院滞在時間15分ぐらい。
そしてこの日も午後に専門医から電話があり、特に心配はなさそうとのこと。引き続き症状が出た場合はメールで相談するように指示された。
まとめ
発症から約2ヶ月が経ってようやくこれでひと段落。...長かった。
何が長かったって、まず症状=股関節痛がなかなか治らなかった。
幸い今は薬も止めて、症状がないまま経過している。激しく遊んでも痛くなったりしてないし、流石にこれでもう大丈夫だと願いたい。
そして、GP→専門医→検査の一連の流れが長かった。
長い待機期間、英語でのやり取り、、、エネルギーをかなり持っていかれた。
正直、これだけでオーストラリア生活に参ってしまう人がいても全然不思議じゃない、と思うレベルだった。
日本人的感覚では症状がある時にタイムリーに診察や検査を受けるのが良い気もするけど、こちらではそうもいかないようだ。
病院・クリニック間でカルテが共有されていたり、専門医とメールでやり取りするシステムがあるのは便利だと思ったけど、日本のシステムに慣れていると戸惑いの方が多いというのが正直な感想。
また長くなってしまったので、費用と保険の話は別の記事に書くことにする。