集中治療医のStudy Melbourne

麻酔科系集中治療医が家族4人でオーストラリア・メルボルンへ博士課程留学!初めての海外研究生活、メルボルンライフの模様をお送りします!

息子が保育園へ

今回は息子が保育園デビューした話。

幼稚園kindergartenと保育園child care

先週ついに3歳になった息子は2024年1月末から幼稚園(3歳キンダー、日本でいう年少)に通い始める学年。こちらの方は来年度に向けて既に申し込みを終え、幼稚園からのオファーを待っている状況。

 

留学前の予定では、幼稚園開始まではどこにも通わせなくて良いかなと思っていた。

子供を保育園に入れる上での一番のネックは費用。オーストラリアの保育は日本に比べて非常に高額である。保育園により多少違いはあるが概ね$140-170/日程度。週5なら約25万円/月で余裕で家賃を超えてくる。

 

永住権があれば収入に応じて補助が出るようだが(Child care subsidy)、学生ビザは対象外なのでfull feeがかかる。

www.servicesaustralia.gov.au

ということを留学前から聞いていたので、保育園に入れることを躊躇していた。

 

しかし実際に生活してみると、幼稚園→小学校へと駆け上がっている娘に比べ、圧倒的に外界との交流が少ない息子。コロナ真っ只中で産まれ、日本でさえ外と接する機会が少なかったのに、期間限定かもしれない海外生活でこれは勿体なさすぎる。

 

ということで検討を重ね、少なくとも来年幼稚園に入るまでの8ヶ月ぐらいの間、保育園に入れることに決めた。

保育園に入れようと思ったら

保育園に入れよう!と思ったら、まずは近くの保育園をいくつかピックアップし、ウェブフォーム、メールまたは電話で連絡を取る必要がある。連絡先はカウンシル(自治体的な?)のこともあるし保育園に直接連絡すべしというパターンもあった。

いずれにしても問い合わせをすると大抵は電話でやり取りすることになって、大体の空き状況を教えてくれるのと、見学ツアーの予約ができる。

自宅周辺の保育園をいくつかピックアップして見学へ行く。

 

園によって違うのは、雰囲気・広さ・子供の数(人口密度)はもちろん

・時間:大体朝7時〜夜7時ぐらいだが微妙に違いあり

・最低の日数:週1日のところもあれば週2以上のところもある

・値段:$130-170/日と微妙に幅がある

といったところ。

 

基本的にはどこの保育園も送迎の時間に関係なく1日分の料金がかかるシステム。

また、数は少ないが園によっては半日保育のシステムがあって、お値段もその分お手頃で$60/日程度。

この辺、保育園や州のHPを見てもなかなか理解できなくて、見学の時にその都度聞く、ということを繰り返していた。

見学→保育園決定→入園手続き

我が家は3ヶ所に見学へ。

せっかくなので軽く違いをまとめてみると

  1. 園や先生の雰囲気は良かった。人口密度高め、最低週2日の必要あり、1日約$170と高め。
  2. マンションの一角4フロアを保育園にした形で良くも悪くも都会的な感じ。週1日でも可でさらにその日に空きがあれば単発で預けることが可能(casual care)。値段は$150/日程度と平均ぐらい。園の雰囲気はよかった。
  3. 設備自体は②と同じ感じ。$140/日で一番安い。見学やその後の対応が結構あっさりしていてあまり歓迎されてない感じ?

という感じ。

ちなみに3ヶ所とも日本人の保育士が所属しており、1と2には日本人の児童もいるとのことだった。

 

で、結局ほぼ迷わず2番目のところに決定。

園に入園の意志を伝えた上で、20ページぐらいの入園書類に色々記入して提出。

 

無事手続きは完了して翌週から早速通園できることになった。

ついに保育園デビュー!

迎えた初日。

 

しばらく前から「保育園に行けるなんてすごい」「保育園は本当に楽しいところだよ」的なポジティブな言葉をかけ続けた結果、息子は喜んで保育園へ旅立った。

 

昼寝もして、ご飯も食べて、通園後はドヤ顔で「保育園で〇〇した!」とアピールしてくる。

日本語で(英語ではない)饒舌に話す様子を見るに、やはり色々刺激は受けているようである。

 

そして何とあのベジマイトを気にいったらしく、我が家で唯一ベジマイトを食す男に。

オーストラリアの不味いお土産の定番

何と順調な滑り出し!オージースタイルへの適応もバッチリで親も安心。

 

アプリで共有される保育中の写真を見ても、家ではできない遊びをたくさんしている。

持ち物も着替えと水筒だけでよくて、朝ご飯もおやつも出るし、親の負担も少なくてなんて素晴らしいんだ!!

もっと早く入れればよかった!!

 

 

 

 

、、、なんていうのは甘かった。

 

 

順調だったのは最初の2回ぐらいだけ。すぐにスタートダッシュの効果は切れ、最近は数日前から「行きたくない」、「ママ(パパ)とバイバイしたくない」を連呼し、見送りの際には今生の別れのように泣き叫んでいる。

 

さらに困るのが、週1回の通園に熱、咳、鼻水の3点セットがもれなく付いてくること。そしてそれが家族に伝播し常に家族の誰かの具合が悪いこと。

 

息子の保育園が始まって家族の健康レベルが一段階低下している。親も絶賛巻き込まれ中で「あれ?子育ての負担が減るどころかむしろシンドくなってる、、、?」というトホホな状況である。

誰もが通る道、早く落ち着いてくれ

ということで何事もつくづく予定通りにはいかないなぁということを実感する毎日。

 

でも小さい子供にとっては、分離不安への直面も、色んなウイルスへの曝露も、どこかの段階で必ず経験すること。

 

とにかく早く落ち着くことを願うのみ。

 

逆にここさえ乗り切れば、2人とも学校に行き出したりして、子育ての一番大変な時期が終わるのか?と期待してみたり。

 

それもまた期待通りにはいかないのかもしれないのだが。