集中治療医のStudy Melbourne

麻酔科系集中治療医が家族4人でオーストラリア・メルボルンへ博士課程留学!初めての海外研究生活、メルボルンライフの模様をお送りします!

出発準備② オーストラリアで生活を始める準備

前回に引き続き出発準備についてです。
今回は「オーストラリアで生活を始める準備」を書いていきます。

入国のための手続き

COVID-19に伴う入国制限があります。2022年4月6日の時点では、ビザに加えて

が必要です。(ワクチンを接種していない場合も渡航自体は可能。)

 

なお、渡航前のPCR陰性証明については4/18からは不要になるようです。(あと1週間だったのに!)

詳細はこちらで最新のものを確認してください。→ COVID-19 and the border

銀行口座開設

現地での生活のため銀行口座を開設する必要があります。銀行はオーストラリアの4大銀行(以下)のいずれかにしておくと無難なようです。

私はANZを選びました。理由は、下記の②ができる銀行(CBAとANZ)であること、テニスの全豪オープンのスポンサーに出てきて見慣れていたから、です。(深い理由はありません。)

 

口座開設の方法は、

  ①日本の支店を直接訪問して口座開設

  ②オンラインで口座開設

  ③現地で口座開設

 

基本的には③で問題ないようですが、出発後の心配を少しでも減らしたくて②を選びました。
②の場合は、日本に行く前に口座は開設できますが、数日して銀行の人から電話がかかってくるのでそれに対応するのと、現地に行ってから銀行に直接足を運んで口座をactivateする必要があります。

海外送金手段の確保

円・豪ドルを変換する際の為替手数料を少しでも安く抑えたいところです。

 

日本のクレジットカードを使ったり、あるいは日本の銀行から現地銀行へ直接送金するのは比較的割高なようです。

Wiseというサービスが手数料が安いということで、こちらに登録しました。カードも作りました。

wise.com

その他FXも一つの手段ではあるようですが、詳細は分かりません。

 

現地では銀行の口座に付随するデビットカード(EFTPOSというシステム)と現金で生活することになりそうです。クレジットカードは信用がないのですぐには作れないようです。

仮住まいの手配

現地の賃貸物件を借りるのは現地に行ってからでないと無理なので、ひとまず渡豪後数週は仮住まいに滞在することになります。Airbnbを利用したり、大学の寮ビジター用の施設に滞在したりする人が多いようです。


私は後者です。研究室のボスに「寮に滞在する?」と聞かれたので「是非お願いします」→「あとやっとくよ」→(数日後)「確保しておいたよ」→「ありがとうございます(神)」という感じで、日本にいる間はほとんど手続きしていません。

航空券の確保

東京ーメルボルン間のフライトは直行便で約10時間です。子供がいる場合は朝発便(夜着)、夜発便(朝着便)どちらにするか迷うところです。私は後者にしました。

 

カンタスの直行便を予約していましたがコロナの減便の影響でキャンセルになり、結局シドニー乗り継ぎのものになりました。

 

1歳の子供に関してはバシネットを予約。

 

子供2人(ほぼ怪獣)を連れての飛行機移動が最初の山場だと思っています。果たしてどうなるか...!

空港からの移動手段

レンタカー、バス、タクシー、Uberなどのライドシェアサービスのいずれかを利用することになるかと思います。荷物や子供に応じて決めることになるかと思います。レンタカーの場合は早めの予約が必要ですね。(私はレンタカーは使用しない予定。)

 

一つ注意なのは、チャイルドシートです。

 

国によってチャイルドシートの要否が異なるので確認が必要です。オーストラリア(ビクトリア州)の場合は、タクシーやバスは不要、レンタカーやライドシェアサービスでは必須のようです。

 

ちなみに日本のチャイルドシートはオーストラリアの法律上の基準に合致せず使用できないとのことです。JALカンタスチャイルドシートは通常の荷物とは別に無料で預かってくれると書いてあるので、最初は持っていく計画だったのですが、使えないことが判明し置いておくことにしました。

子供関連

現地幼稚園への連絡

子供の幼稚園や保育園に関しては、基本的には現地に行ってから探す、で(少し時間はかかるが)問題ないようですが、長いウェイティングリストがある施設もあるようで、とりあえずリストに載せてもらうことが可能なようです。

私たちはとりあえず1つ幼稚園にメールをしてウェイティングリストに加えてもらいました。

(本当はもっと色々やりたかったのですがこれ以上は無理でした。)

 

なお、子供が小学生(義務教育)以上の場合は事前に通う学校を決めておく必要があると聞きました。

予防接種記録の送付

前回も書きましたが、幼稚園や保育園の入学には予防接種記録 immunisation recordが必要です。現地にはメルボルンには日本語がわかる方がいるクリニックがあるようで、母子手帳さえ持っていけば英訳は不要のようです。妻がInstagramを通して現地の日本人コミュニティの方と連絡を取ったところ、スキャンを送ればスムーズに事が進めてくれるとのことでスキャンしたものをその方にお送りしました。

最後に

以上が可能な範囲で情報取集して行ったことです。

失敗や間違いもあるかと思いますので、現地の生活については実際に始まってから書くつもりです。

特に子供の教育関連についてはよく分からないこと、不安な点だらけです。

 

(そもそも自分がオーストラリアで生活している姿が全く想像できないし...)

 

何はともあれ、家族全員と大量の荷物が無事にメルボルンの空港に降り立ち、大学の寮にたどり着けますように...。