今回はオーストラリア留学開始後、初めての一時帰国のことを書く。昨日オーストラリアに戻ってきたところ。忘れないうちに記録を残しておく。
メルボルン→日本の移動
移動はスクールホリデー初日の土曜日。
今回は①羽田着であること、②夜発便であることを優先したためシドニーで乗り継ぎ。メルボルン空港は思ったより空いていたし、子供達は機内ではテレビに釘付けでしばらくすると眠りに落ち、朝まで爆睡してくれたので助かった。
ただし乗り継ぎの待ち時間は結構大変だった。待ち時間が長くなると子供が退屈して騒ぎ出すが、かといって子連れでギリギリのスケジュールは危険すぎるというジレンマ。次回は朝発でもいいから直行便を選ぶ方が無難かもしれない。
そんなこんなで日曜朝に無事羽田に到着。到着早々朝ラー@せたがや。
その後羽田からバスで最寄り駅に行き、そこからタクシーでさらに移動。ちなみに滞在先は出発直前と同じ半分空家になっている実家。到着は出発からちょうど24時間が経過した頃だった。
到着日は9月にも関わらず真夏日で湿度も高く、移動で疲れた体にはかなりキツかった…。そういえば日本の夏こんなんだったな。
久々の日本を満喫
滞在の間は双方の友人に会ったり実家に行ったりして過ごした。あとはディズニーシーに行ったり温浴施設に行ったり大量の買い物をしたり。
寿司とかラーメンとかももちろん良いが、納豆ご飯とか厚切りトーストとか豚汁とか素朴な料理が身体に沁みる。ただ来日のすぐに息子以外の3人腹を下して食欲がイマイチという残念な展開に。海外旅行で腹を壊すのはよくあるけど逆は珍しいような。私は逆流性食道炎もあるし、もう20代の頃のように暴飲暴食することはできない身体になったのかもしれない。
食べ物の話はこれぐらいにして...とにかく久々に友人や家族に会うのはとても楽しかった。皆全然変わってない。1年半しか経ってないから当たり前か。自分のために時間作ってくれたのも嬉しい。スケジュールの都合もあって会いたい人全員と会うことは叶わなかったけど、それはまた次回以降に。
久々の日本だったが、夏の蒸し暑さ、人の多さ、その辺は良くも悪くも全く変わってない。ちょっと変わったかなと思ったのはコロナがある程度収束したこと、そして物の値段が少しだけ上がっている気がしたことだろうか。
学会発表
日本滞在中の真面目な活動は2つ。1つは奨学金を出してくれている財団に直接挨拶に行くこと、そして国際学会に参加したこと。
財団への挨拶は都内の本部へ赴いて、写真を撮ったり昼食を食べながら近況報告をしたりした。出発前はコロナ禍だったこともあり、選考・授与式・他の奨学生との交流など全てオンラインでのやり取りだったので、対面でのやり取りは今回が初めてだった。この奨学金がなければ留学は実現できなかったので本当にありがたい。直接挨拶ができて感謝を伝えられて本当によかった。
そして学会について。国際学会ではあるが発表者は半分以上が日本人でプレッシャーは少なめだった。以前職場の先輩にも偶然会ったりして楽しかった。
肝心の発表はそれほど緊張もせずできたと思う。ただ質問の内容などから推察するに、聞いていた人たちが思った以上に私の研究領域に詳しくなかった模様。もっとバックグラウンドの説明に時間を割けばよかったかなと反省。また1ヶ月後ぐらいに今度はオーストラリア国内の学会で発表があるので頑張りたい。
今回の帰国はこの学会発表が大義名分だったので、ちゃんと発表をこなし、証拠写真も撮ってボスにも送ったのでとりあえず合格。滞在後半だったこともあって心の中は完全にだらけ切っていたのは秘密。
意外とメルボルンが恋しい
ということで2週間ちょっとの滞在を満喫して昨日メルボルンに帰ってきた。妻と子供たちはあと10日ほど日本に滞在予定である。
今回、とても楽しみにしていた一時帰国。
もちろん満喫はしたのだが、意外だったのは帰ってきた安心感より、旅行・非日常感が強かったこと。なんだか落ち着かなくて、日常・ホーム、つまりメルボルンが恋しくなる瞬間が何度もあった。
日本に来てこんな感情が芽生えるとは予想していなかったけど、これはむしろ前向きに捉えたい。自分が思っているよりずっとメルボルンに適応してエンジョイできているという証拠だ。
広々とした街並み、カラッとした夏の気候、そして子供に優しい雰囲気など、メルボルンにも良いところはいっぱいあるなと改めて感じることができたのは思わぬ収穫だった。
昨日オーストラリアに戻ってきて、今日一日たっぷり寝て、明日からまた仕事に戻る。
オフモードからの切り替えは大変だけど、一時帰国前よりは前向きに頑張れそう。
クリスマス休暇まであと2ヶ月とちょっと、頑張るぞー。